うえぇ～ この当時のワシは
ひでぇ食生活しとるよなぁ。

初めて新宿ギフトに行った時も
ボリボリとクッキー食いまくって
レビューなどしおってさ。 そんで...
ぶったまげたのが アーモンドクッキーを
「１５枚はいける！」とか
平気で言ってる事だよ。

アーモンドクッキーに限らず
チョコチップクッキーやら
マリービスケットやら、
献血ルーム行くたびに
あんな砂糖とバターの塊(かたまり)を
10枚以上も食ってやがる。
信じられねぇ。

そういえば当時はデニーズへ行ったら
キャラメルハニーパンケーキを
３つ注文とかするんですよ？
死ぬだろ、オイ。

おまけに肉食の習慣まであったとは...
もう人間じゃねぇよ こいつは、
ケダモノだ、ケダモノ。

過去の自分を振り返ってみると、
実に哀れで可哀想だと思う。

唯一の楽しみが、
食べる事とオナニーぐらいしか
なかったんだろうな。

いや、他にも楽しみは
いっぱいあったのだけれど、
なんというか... 冷静に振り返ると
あの当時は楽しんで味わって
食べているんじゃなくて、
強いストレスからの
逃避としての「ヤケ食い」

砂糖や糖分の強烈な依存性や、
食べる時に出てくる脳内麻薬、
快感物質欲しさに駆られた
「中毒」で食ってる気がする。

肉を食べるときも
どか食いしてたよね。


これもひでぇエピソードだけど、
クリスマスの時期になると
スーパーへ決まって鶏の死体が
大量に並べられるのだけどさ。

その際によくやってたのが
「二鳥銃(にちょうじゅう)」という食べ方。

映画でよく ２丁銃(ちょうじゅう)ってあるじゃん？
両手で鉄砲を持つアレ。


ローストチキンレッグも形が似てて
両手で持つことができるからさぁ、
つまり２つも買ってきて両手で食べたわけ。


もう行儀もクソもあったもんじゃない。
誰も見てないからって
なんて食い方しとるんじゃ。

唯一の救いが

「やっぱ肉は健康に良くない、
　ウンコと屁もくさくなるし...」

っていう自覚があって、
健康志向があった事だな。

今は自然と肉を一切やめて
お菓子も全く食べなくなり、
ベジタリアンやヴィーガンを
目指すわけでもなく、勝手に
彼らと同じ食生活になった。

菓子パンや みたらし団子に
たまに手を出してしまうから
甘党には変わりないのだけど、
肉に関してはアニマルライツや
環境問題的な理由もあって
なるべく避けている。

食肉の生産はあまりに非効率で
環境破壊で、なおかつ残酷だ。

食事の好みや食物の合う合わないは、
個人差があるので口出しできないが、
私は肉食という習慣からは
なるべく距離をとりたいし、
その残虐事業の一環へ
消費者として関わりたくない。

ユダヤ人を一人も殺してないアドルフ・アイヒマンは、
潜伏先のアルゼンチンから突如 モサドに誘拐され、
イスラエルへと連れ去られた。
そして裁判にかけられて絞首刑になった。

毒ガスを製造したわけでも
人を殺したわけでもない、
麻原彰晃だって死刑だ。

もちろん、アイヒマンは
ユダヤ人を絶滅収容所へ送る
中心的役割を率先して行った者。
麻原も毒ガスの製造と散布を
信者へ明確に指示した中心人物。
罪がないわけがない。

私達は屠殺所で殺される牛や豚や鶏、
その最終生産物である死体を買う顧客。
この残虐事業でウマイ飯という利益を享受する
重要人物であり消費者である。
罪がないわけがない。

宇宙連邦でも銀河共和連でも
なんでもいいのだが...
はるか宇宙の彼方にある
我ら人類には想像もつかない
科学力を持った宇宙の連合国が
いろいろ話し合った結果、
この残虐事業へ加担し
「人道に反する罪」を犯した
畜産業、屠殺業、消費者らを
一斉検挙し裁判へかけたとする。

ナチス戦犯が「人道に対する罪」で
次々と絞首刑になったように、
屠殺所で殺されると知りつつ
産ませ増やさせ育てた畜産業と、
直接的に虐殺を行う屠殺業は
まず間違いなく死刑だろうし、
その他大勢の消費者だって
「知りませんでした」で
タダで済むわけがない。
（そもそも知らないでいる事は可能か？）

「二鳥銃」なんてやってた私は、
どれだけ法廷で入念な根回しや
証拠資料を提出した巧みな弁護で

「なんとかこの悲劇を食い止めようと
　可能な限りの最善をつくしました！」

とか言っても、せいぜい終身刑だよな。

ドイツの焦土作戦に真っ向から反対し、
反逆罪覚悟でヒトラーに直談判した
アルベルト・シュペーアでさえ、
戦後はシュパンダウ刑務所に
約２０年間ブチ込まれた。

君達はどうなるだろう？

居ないといいね、
そんな怖い宇宙人...

いや、その怖い宇宙人的には
こんな残虐事業で経済を回してる
地球人の方がよっぽど怖いだろうぜ。

だから先制的自衛権として、
地球が丸ごと吹き飛ばされても、
これはこれで仕方ないのかもな。

....いやいや、
そんな都合の良い
話 が あ る か い ！

「想像もつかない科学力」
の宇宙人なんだから、きっと
人類にだけ感染する細菌兵器か
ウイルスでもばらまいて
選んで殺すだろう。

人にだけ次々と感染して
死に至らす細菌とやらが、
とてつもない苦痛と
むごたらしい死をもたらす、
非人道的兵器だとしたら...

きっと怖い宇宙人の中にも
善良で慈悲深いヤツがいて、
「こんな物を使ったら可哀想」
とか言うだろうけど、
その他大勢の宇宙人の世論から

「いやいや、彼ら人間は
　たった１回の苦しみで
　全滅できるというのに、
　彼らに虐げられ続けている
　カチクドウブツという種は、
　人類の工業文明が発達して
　大量消費社会の到来以降、
　ずっと生まれては殺されて
　何回も何千回も何億回も...
　まして生きてる間中すら、
　つまり今こうしてる内も
　苦しんでいるのだよ？」

なんて言われたら、
その善良な宇宙人は どう反論すれば？

ってなわけで、肉食をやめると
怖い宇宙人の心配もなくなり、
精神衛生的にもいいから、
結局 万人にとって健康的かも！

居るといいね♪
そんな善良で慈悲深い
健康的な宇ちゅ.. 地球人。
（そもそもどっちも同じだぜ？）


というわけで、
おまえら肉食やめようぜ！