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クソまみれ理論

Coverd with shit theory




2021.09.30 作成

いちおう、このワードを完全一致検索で
「クソまみれ理論」「くそまみれ理論」「糞まみれ理論」
各種ググってはみたのですが、何も検索にヒットしませんでした。
どこかで使われてる言葉だろうと思ったのに、意外な結果です。

1件はヒットしましたが、
掲示板における不毛な議論の1レスで言われていたのみで、
その概念もここで触れる「クソまみれ理論」とは
異なる意味であり、もしかして
この理論を最初に発見したのは自分なのでは? ..と
くだらない事を考えたので、このページがあります。

もちろん、クソまみれ理論と同じことを指し示している概念は
いくらなんでも、どこかで誰かしらが言及してはいるはずですが、
世間一般の人たちや、その道に通じる人々が、これら一連の現象を
どう説明し、どのような表現で言い表しているのか、僕は知りません。

私は大学を卒業しておらず、また もっぱら理系なので、
人文学系や哲学用語にも疎いです。しかし勉強は好きです。
間違いなく、どこかで偉大な先達(せんだつ)(いにしえ)の賢者が
なにかしらの表現で触れているとは思います。

「輪廻転生」? 「永久回帰」? 
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞく」?
「ミイラ取りがミイラになる」?

今思いついて、調べた範囲では
ここらへんが近そうです。

永久回帰はたぶん違うでしょうし、
輪廻転生は指し示す意味も範囲も広すぎてどうしようもないですね。
ヒンドゥーと仏教ではこの言葉が意味する内容は違うようですし、
仏教でも様々な意味で使われるている言葉です。

この「クソまみれ」という響きが、なかなかキャッチーで先鋭的なので、
もしこの用語が、なにかのきっかけでミームのように普及してしまったり、
バズワードになってしえば、きっと様々な使われ方をするでしょう。

そんな事が起きないようにと祈りつつ、
これらを作るきっかけになったエピソードと、
作った意図をここに書き記します。

そもそも、この理論を提唱するきっかけは偶発的でした。
このページの動画に少し説明文を添える程度で
文章を書いていた時のことです。

様々な話題に触れながら文はどんどん長文化していき、
文章をさっさとまとめて終わらせたいのに、いつまで経っても終わらず、
あれこれとテーマは移り変わり、そのテーマからまた別のトピックへと飛び火、
遂には、自分が今まさに直面しているこれら一連の現象と、
今まで触れたテーマやトピックの根底にも
同時に流れていた一つの法則を発見しました。

その後のテーマやページ全体の文章をまとめる為、
この概念を使わざるをえ得なくなり、
遂に言葉が飛び出たのです。

私はコレを "クソまみれ理論" と名付けた。
I named this the "coverd with shit theory".

この理論を説明したくて文章を書いていたわけではなく、
使わざるを得なかったので命名したに過ぎません。

この理論はクソ地獄から抜け出す目的で使われるべきものであり、
決してクソな人やクソな場所、クソなサービス、現象などに向かって
「これはクソまみれ理論のケーススタディーですね」とか
掲示板で相手を煽る際に「はようクソまみれになろうぜ」とか、
「クソまみれ理論の講習所はここですか?」というように、
クソまみれになるために使われる事ほどの悲劇はありません。

場の空気を面白くするためのユーモアや
自分や相手を楽しませ、皆を笑わせて明るい気分にするのに
ギャグやジョークとしての使用なら全く問題ないでしょう。

しかし、どこからともなく沸き起こった口論や
とりとめのないレスバトル、論点のはっきりしない議論、
建設的ではない話し合いといった場で、あなたが

「自分の優位性を誇示したい」
「相手にレッテルを貼り付けてバカにしてやりたい」
「こんな事も知らないオマエは低能、クソ」

という、悪意や敵愾心、
己の慢心や卑しい感情を肥大させる
邪悪な意図と共にこの言葉を用いれば・・・

もはや結果は、火を見るより明らかです。

忘れないでください。クソまみれ理論にも
「クソ」という単語と概念が含まれてます。

それらを肝に銘じ、
この単語以外に適切な言葉や表現はないか?
そもそも自分の話している内容、書いている文章は
本当に必要だろうか?自分や人の役に立つ事であるか?
と振り返る必要性も心に留めておいたほうがよいでしょう。

最初に言及した筆者の長文を読んでみても、
自分で指摘しておきながら、自分自身が
「どこにでもある暇人ブログレベルの愚痴」
になりかかっていますし、一部はそうであるともいえます。

失速スレスレ、地面に触れかかった墜落寸前で
「クソまみれ理論」の罠に気づき、
なんとか機体を持ち直し脱出に成功。
といった具合です。

初めてこの理論が提唱された
「クモ恐怖症 克服」より引用します。

問題が一向に終わらぬ地獄の拡大再生産。
解決しようとすればするほど問題が起き、
傷口を治そうとすればするほど広がる
この一連のメカニズム。

私はコレを "クソまみれ理論" と名付けた。

けっこう恐ろしい現象です。

ですが、日常の至るところ、
家庭、会社、人間関係、とくにネット生活においては
注意して観察したほうが良いでしょう。

よく気をつけて
この現象が発生してはいないか。
自分がそれらのループにハマっていないか。
発生源の一旦として加担していないか。
と、点検してみるのは有益です。


どうかあなたが、クソ地獄から抜けられますように。

クソと無縁な平穏の境地の住人たらんことを。






2021.09.30 




クソ地獄とは?

In a world of shit


■ 真ん中のウ○コを中心に文字と矢印で描かれたこの図は、 矢印をたどっていくと、やがてクソへと突入し、 ぐるぐる回りながら最初の「C」へと戻ってしまう。

延々と同じ場所を回り続けた挙げ句、元の位置へと帰り、 矢印に沿っていけば再びウン○へたどり着く為、 全てがクソに覆われている。逃げ道はない

ようするに地獄であり、苦しみであり、無意味である。


イラストや文字を無視して矢印だけで見てみると、
頭の中の思考過程、思索や考察の道筋、
概念の誕生過程を表した図とも解釈できる。

思考や考察、概念の生成と誕生過程を表した図。

矢印が頂上へと収束していく様は
考えを煮詰めて結論へ向かう それであり、
とぐろを巻きながら回転する様は思考過程を示す。

様々な概念や知識を用いて考えがグルグルと進み、
頭頂部へ至れば何かしらの結論や哲学的帰結に達するのだが、
その結果、新しい「概念」や「知識」が再生成されるなら
再びこの循環を漕ぎ出す力や因子として作用、あるいは
それらを促すポテンシャルとして働く。(=地獄の拡大再生産)

「知識や概念」を材料として煮詰めた末の精製物が
元の材料と同じ「知識や概念」という この空虚さに
思索や考察の無意味さ、思想や哲学の脆弱性が見いだせる。


「クソまみれ理論」も同じ過程を経て
  生まれた概念である事が この証左といえよう。

ここより下は蛇足
深く考えずポエムだと思って読め

概念や知識に依らず「閃き」や「直感」
「インスピレーション」で理解する事を「悟る」と呼ぶ。

自身に言い聞かせる信念や戒め、心情的な決めつけや信仰、
イデオロギーや社会的な道徳規範、ドグマという外部要因に依らず、
揺るがない「体感」や「実感」としてわかっているならば「覚っている」。

そして、このクソ地獄より脱出する事を「解脱」と呼び、
これら苦しみと無縁の状態を「ニルヴァーナ」と呼ぶ。

この事をよく理解した上で己の意思と営為により
解脱を目指す実践や行動を「修行」と呼ぶ。

修行バンザイ、実践バンザイ。

クソと無縁の平穏の境地...
ニルヴァーナ万歳!

Sādhu×3

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