はじめまして、新緑めぐるといいます。
40代半ば、夫とふたり暮らしです。
人生の「苦」から脱却しようともがいて一時期スピリチュアルに夢中になり、やがてスピリチュアルから脱却し、「真我」を自覚し、「悟り」が落ちる瞬間を迎 え、死生観や人生ルールが大きな反転を迎えながらも、「普通の自分」にもどってきて、現在は新生して再び娑婆世界を歩きだそうとしているところです。

「私は悟った者である」という考えを捨て、分からないことは素直に分からないという姿勢で自分の人生を観察し記録してゆくことが目標です。

具体的には下記のような道のりを生きてきました。
同じような道を歩く方に参考にしてもらったり、面白がってもらえたりしたらと思っています。



★ 人生:第1期 「地球に生まれた私」を信じていた時代

宇宙があり、地球があり、父と母が愛し合い、母の胎内に宿り、私は「この世界」に誕生したのだと信じ込んで生きていた時代です。



★人生:第2期 「苦」から「探究」を渇望する時代

人生に起きるさまざまな「苦」から自分の人生に行きづまり、壁を感じるようになりました。
性被害、DV、結婚できない不安、貧困、夢を実現できない不安や恐怖などと向き合っていました。
それまでバカにしていた自己啓発本やスピリチュアル系の本などを読み漁るようになっていきました。



★人生:第3期 スピリチュアルにハマった超常現象時代

数ある「真理の探究」の道のりの中でも、私はスピリチュアル系からハマりだしました。
見えないはずのことをズバズバ言い当てるチャネラーにも出会い、さまざまな超常的な体験を持つようになりました。
「守護霊」「死後の世界」「前世」「チャネリング」「高次元」「波動」「引き寄せ」「願望実現」「ワクワクの法則」「バシャール」「アセンション」「次元 上昇」「スターシード」「ライトワーカー」「宇宙人」「インナーチャイルド」「地球に生まれた使命」などのワードや世界観に惹かれていきました。
この時代は、実際にこれらの世界観を裏付けしているとしか思えない、超常的な体験を数多くしましたし、願望も実現していったので、余計にスピリチュアルな言説にのめり込み、信じていました。
ただし、高額なセミナー代を払うなどの痛い出費はほぼしませんでした。

さまざまな方に「前世はシャーマン」「僧侶」などと云われたし、チャネリングも予知もできたし、自分の超常的な能力を信じ、過信していました。
なかなか「恥ずかしかった時代」だとも思っています(笑)
いわゆる「魔境落ちしていた時代」と言っていいと思います。

この時代は「人生は自分で自由に選択し、創造できるものである」と思い込んでいましたが、この考えは後に大逆転を食らうことになります(笑)
「自分軸の確立」に一生懸命だった時代です。



★人生:第4期 真我の自覚から、悟りが落ちる状態へ

スピリチュアルにハマった恩恵として「本質的な問題は自己の深奥の心の傷や、観念にある」と気づき、思考や感情の観察を徹底的に行うようになっていきました。
それにより「自我(エゴ)」が一枚ずつ皮をめくるように剥がれ落ちていきました。
やがて「真我」の自覚が落ち、「悟り」が落ちる瞬間を迎えました。

「悟り」はとても地味であまりにもシンプルな気づきでした。
この世にははじめから「悟っている者」も「悟っていない者」も存在しないことに気づきました。
「悟り」それ自体も幻想であったと知りました。
「仮観・空観・中観」を理解し、「思考と感情」は完全に自動で起こってくること、故に、人生は全自動で展開しており、「自由意志」は存在しないといえることに気づきました。
「自他一体」を理解し、「私」からの自由という完全解放が起きた地帯といえます。

「私は生まれたこともなければ死ぬこともなかったのだ」という理解が落ちました。

※この時期はしばらく「空」の体感にふけり、いささか虚無的になっていた時代でもあります。




★現在:自由意志のない娑婆世界をいかに生きるか

現在は、「自由意志が存在せず、人生は完全自動運転で起きてゆく」と理解してしまった心と頭で、再び娑婆世界に舞いもどり、「いったい自分はどんなふうにこれからの世界を歩いていくのだろうか」と思っている状態です。

空性を体感した「悟り」後特有の虚脱状態が、だんだん去りつつあるかな〜というような状態かと思っています。

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