映像作家やめます。
ぼくは大阪在住の映像作家で、2017年頃から天使弾道ミサイルと名乗り、関西のアンダーグラウンドシーンを中心にミュージックビデオの制作を手掛けてきた。
「何か」を捨てる際に過去を振り返っていては、いつまでも前進しないのでここでは多くは語りません。
お金もそれなりにあり、好きな事を仕事にし、生活も安定していますが僕の心は満たされません。
そう、僕は飢えているのだ。
オレに必要なのは、お金や安定ではなく「スリルとサスペンスの毎日だ!」
このように思い立ってから、僕はあらゆるモノを捨てていきました。
まず僕が捨てたのは「感情」です。「感情」を捨てるとはどういう事なのか?
例えば物を捨てる際に、その行為を邪魔するのは「感情」です。
昔撮った写真が捨てられないのは、その物質に「感情」が伴っているからです。
ぼくは物事に対して最短ルートで向かう人間なので、
「感情なんか捨てちまえ!」そう思いました。
でもこれが中々に難しい。
「感情」というのは捨てられるモノではなく、湧き上がるモノ。
では自分に「感情」を沸き上がらせる必要があります。
その為に僕が実践した方法は「動物のように生きる」でした。
つまり社会なんて無視して気分で生きる。
ムカついたら怒り、眠たくなったら即寝。セックスしたくなったらセックスする。
それもどんなに大事な仕事があってもこのルールを徹底的に守る。
撮影があっても、セックスしたくなったらセックスを優先する。
納期がギリギリであっても、オナニーしたけりゃ、オナニーを優先する。
ここまでしないと自分の感情がどうなってるのかなんて分かりません。
感情を抑え込むのが<思考>です。
故に<思考>にアクセスしていると<感情>が湧き上がらないので、<感情>を捨てれません。
ぼくは「感情を捨てたい」
そう思った。
これは覚悟の問題なのです。「何か」を掴み取る際に重要なのは「覚悟を決める」という事だけなのです。
極めてシンプル。
ここから僕の「感情の大掃除」が始まりました。捨てれる感情はどんどん捨てていきました。
現在は「宇宙最強のホームレス」を目指して、あらゆる損得勘定を捨て、家を捨てる事に夢中です。
最高にワクワクする。全身を血が駆け巡り、オレの心が恐怖に怯えている。
そう、オレが欲しがっていたのは<恐怖>だったのだ。