2012/06/24(日) 20:26
定期報告006
 

 今週は新作が完成したのでデジタルコンテンツ売り場と

 チャリティーオークションへアップロードしました。

 


 次回作もはりきって製作します。







 6月19日(火)に動物愛護法改正前夜勉強会、

 6月21日(木)は紀伊國屋新宿南店 で

 藤村晃子さんの「震災ペットを救う 3・11から学ぶペット防災学」

 を聞いてきました。スペシャルゲストとして

 杉本彩さんもいらっしゃいました。


 紀伊国屋書店新宿本店の方でも

 同じものを開いたらしいですが、

 そのときは滝川クリステルさんが来たようです。



 滝川クリステルさんはニュースキャスターなので

 少し知っていたのですが、芸能人やタレントには昔から

 全く興味がなく、杉本彩さんの事は

 今回初めて知ったのですが、とても情熱を持って

 動物愛護に強い関心をもっている方でした。

 特別ゲストとしての参加でしたが、とても熱いトークを聞くことが出来、

 こういった著名人にも熱心に活動している人が居るのは心強いな〜!と

 うれしく思いました。


 その時、会場に来ていた人たちは

 動物愛護法改正前夜の勉強会のスタッフとして

 参加していた人が多くて(自分もお手伝いのスタッフとして

 参加させていただきました。)、何人かの人と

 「ああ、どうも〜!」なんていうあいさつを交わして

 少し顔見知りになれました。

 
 特に瓜生氏とは少し話し込んだのですが、

 彼は動物の毛皮を作る際の

 あまりにむごい実態を映像で見て以来、

 心に深く焼きつき、夜も眠れなくなった事もあるそうで

「自分に何かできる事はないか?」という事で

 ポスターを製作し、なんとたった一人でそれを

 動物病院や行政機関などを回って無料で配布し、

 動物虐待大国日本の現状を

 啓発していらっしゃるそうです。

 消さないで命を


 またこちらのポスターを

 私のホームページのデジタルコンテンツ売り場へ

 掲載いただく事も承諾してくれました、

 ありがとうございます。


 しかもポスターの方も無料でよいとのことです。






 話が戻って19日の動物愛護法改正前夜勉強会の事になりますが、

 会場はほぼ満員で大勢の方が来ていました、

 おそらく定員300名、めいっぱいだったのではないでしょうか。


 主に取り上げられた事は動物実験のことがメインでしたが、

 こちらの問題は殺処分よりさらにハードで規模も凄まじかったです。

 なんとペットの引取りなどで保健所で殺処分される犬やネコは

 年間20万頭といったところですが、

 動物実験では推定、約1000万頭という

 50倍近い恐ろしい数字です。


 それもこの国では実験施設の登録や

 具体的な数字など報告は義務ではないらしいので、

 "動物実験"という名目にしてしまえば

 どんなことをしても許されると言う状況、

 EU全体をひっくるめた全ての数でも

 実験に使われる動物の数は1200万頭ぐらいだというのに、

 日本は1国で1000万頭ということらしいので、

 私はこの時、確信してしまいました。

 この国はまちがいなく動物虐待大国だと。。。



 外国では動物実験をしていない商品には

 ロゴ(ウサギのマークとか)みたいな物をつけていたり、

 実験施設は届出や登録も必要だったと思いますが、

 日本ではいずれも全く必要ないとのこと。
 
 この表を見ていただけると

 いかに日本が何の規制もなく

 やりたい放題やってるかが一目瞭然です

 
 ※画質悪くてすいません


 動物実験の問題はそこまで詳しく調べた事がないので

 現状がどのような状態なのか知らない事も多いですが、

 ちょっと検索すれば相当ひどい実験や

 拷問のようなテストもたくさんあるみたいです、

 動物実験に使われる動物は殺処分や保健所の犬猫と違い、

 確実に処分、つまり引き取ったり譲渡といった事はなく

 問答無用で殺される運命がすでに決まっている動物らしく、

 それが年間で1000万頭もいるとしたら・・・、

 ほんと、信じられない現実ですね。


 医薬品ならまだしも、化粧品やシャンプーや

 石鹸の為にこういった実験がされているとしたら

 たまったもんじゃないです、

 ここまで科学が発展して

 あらゆる便利な物で溢れかえっているこの時代で、

 これ以上良いシャンプーや化粧品が本当に必要でしょうか?

 そのために膨大な数の動物を

 実験して殺しているとしたら

 馬鹿げているとしか言いようがありません。


 "動物実験をしていません"っていうロゴマークとか

 早く普及してもらいたいです。


 あと動物と人間って結局違う生き物だから、

 ぶっちゃけいくら動物でテストしても、

 せいぜい気休めと言うか、実際あんま意味ないらしいよ?


 この集会は結構難しい話がいっぱいで

 私にはざっくりした内容しかわかりませんでしたが、

 実験動物の届出制や施設の登録制みたいなものが

 改正案に盛り込まれていたっぽいのですが、

 なにやらどっかから強い反対があったらしく

 自民党だか民主党だかの骨子案から

 削除されてしまったらしいです、

 こしあんだか粒あんだか知らないけど、

 どこので何の実験をどのくらいしてるとか

 どういった動物が何匹犠牲になってるかを

 国が数字さえ把握してないってのはいかがなものでしょうか?

 
 "実験"っていう名目にしてしまえば

 どこで何をしてもやりたい放題って言うのが

 残酷ですが自称法治国家のこの国で

 法律上、許されているといったありさまのようです。


 そういえばこげんた事件と言って

 猫の足やしっぽをペンチで切って虐待し、

 2chで実況して掲示板へ書き込んでいた人が

 逮捕されたニュースで話題になったときがありましたけど、

 極論すればあれだって

 実験っていう名目なら全然OKっていう事?


 たんに彼は大勢からひんしゅくを買って

 その流れと成り行きから逮捕されただけで、

 水面下では可愛そうなこげんたちゃんは

 たんに誰も見てないだけで

 地平線を埋め尽くすほど溢れかえっている

 というわけです。


 動物実験の問題は医学の発展の為にどうのこうのとか、

 倫理的な問題も山ほどあり、ペット業界よりさらに巨大な

 製薬会社や企業のしがらみなど、問題が膨大すぎて

 私にはとても手が付けられず調べる気にすらなれませんが、

 今回の勉強会の参加で

 日本の動物事情って相当イカれているっていう事だけは

 痛いほどわかりました。


 自分は保健所や動物愛護センターの殺処分は

 生涯をかけてでも必ず廃止、もしくは実質的な処分数0を

 必ず実現してみせると言う信念があるので

 取り組む事は"殺処分の廃止"というテーマに限定されますが、

 どちらの問題にしてももっと多くの人へ

 「日本の動物福祉がどれだけイカれているか。」という事へ、

 一刻も早く、より多くの関心を持ってもらいたいと切に願います。

 

 ああ・・・日本人って勤勉で誠実で

 美しい心を持っているっていうイメージが結構あったし、

 日本に生まれてよかったなーとよく思うけど。

 最近段々と「日本人って実は相当バカなんじゃね?!」

 って思うようになってきました、、

 ここまで裏でひどい事やってる国だと、

 なんていうか"景気よくしよう!"だとか

 "世界に誇る日本の技術をもっとよくしましょう"なんていう

 活動や運動へ参加する気も失せてしまいますね、、

 だって経済がさらに成長して暮らしがもっと良くなって

 所得が増えたり企業が成長し、

 いくら日経平均が上がったところで

 その儲けた金で結局はペットとか猫を買う人も

 やっぱり増えるわけでしょ?


 んでまたバブルがはじけたり

 経済が低迷して貧乏人に戻ったら

 「経済的な事情」っていう超かっこいい言い訳で

 保健所や動物愛護センター(笑)へ

 ペットを捨てに来る人だって必ずいるでしょ?!

 こんな悪循環になったら最悪じゃないか。。



 欧米ってペットや動物に対しての

 博愛精神旺盛なところがあると思うし、

 「あの国の製品は動物虐待で作ったものだから買うのはやめよう」

 とか

 「ジャパニーズは犬を食ってるコリアやチャイニーズを

  野蛮人とバカにしマスが、目くそハナクソとはこのことデース」

 ってそのうち言われるようになってくる日も

 そう遠くないかもしれません。 




 ま、そんな事を嘆いていても仕方ありませんね、

 いま目の前にある事へ一生懸命に取り組み、

 自分のできる範囲の事をせいっぱい続けたいと思います。




 定期報告は日曜日と決めているのに

 もう月曜日になってしまった。。


 文字を書くのって結構時間がかかりますね、

 そろそろ音声などに切り替えるなど

 工夫をこらしてみようかなと思います。




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