人間万事塞翁が馬 / 山下 浩

2012年04月30日

「ペット残酷列島」および当ブログ閉鎖のお知らせ

 
読者各位

前略  突然ではありますが、このたびジャーナリストの引退を決意いたしましたので、ここにご報告申し上げます。

メインサイトおよび当ブログ開設からまだ一年足らずではありますが、日々刻々と変化する政治経済や、流行りの原発問題・電力会社批判などとは違い、多くの国民生活に直接影響のない「ペット問題」が、日本ではジャーナリズムとして成立しないことを早々に思い知らされました。

その前提で、取材活動を私費で賄い続けることに意義を見出せなくなり、また、一人の社会人(納税義務者)としての自身の在り方を鑑み、さらには動物愛護界への失望感も相まって、活動を継続するのは困難という結論に至りました。

これに伴って過日に起業いたしましたので、今後は商売に専念させて頂きます。

取材を通じてお世話になり、または活動資金という形で支援を賜り、さらには当ブログにコメントをお寄せ頂いた読者各位など、これまで様々な形で応援して下さった皆様には心から感謝を申し上げると共に、一人の報道人として何らお役に立てなかったことを深くお詫び申し上げます。

つきましては、6月に発売される某月刊経済誌への記事寄稿を最後の仕事とし、同月末日をもってメインサイトおよび当ブログを完全閉鎖させて頂きます。読者各位におかれましては、ブログ上などでのリンクも含めた記事紹介が多く見受けられますが、事情をご賢察のうえ、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

なお、YouTubeに投稿している動画につきましては、社会性および希少性を考慮し、当面は掲載を継続させて頂きます。

皆様におかれましては幸多かれとお祈り申し上げ、最後のご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。

山下 浩

Posted by 山下 浩 at 17:40│Comments(8)TrackBack(0) │お知らせ




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この記事へのコメント

山下様
これまでのご活動、お疲れ様でした。
山下様が標榜された「ジャーナリストとしての中立的な視点、及び発信」は、動物愛護活動が陥りやすい、非社会的な暴走を戒める意味で、また客観的なバランス感に裏打ちされた見識を考える意味で、価値ある貴重な挑戦であったと評価させて頂きたいと思います。
こうした姿勢はいずれまたペット問題を考える上で見直される時が来ると思います。山下様が先駆者として再度のご活躍が望まれることもあるだろうと思っておりますので、その日までどうか新しいお立場で一日も早く実社会に根を下ろされますよう応援しております。
山下さんのこれまでの透徹した姿勢、勇気と熱意はおおいに尊敬に値するものですし、この実績は山下さんご自身の骨肉にはなっても無駄になるものでは決して無いと確信しております。
どうもありがとうございました。

Posted by kojima at 2012年04月30日 19:03


お疲れ様です、

たくさんの有益の情報を
ありがとうございました。


"一人の報道人として何らお役に立てなかった"
とありますがそんな事はありません、
少なくとも私は大いに役立たせてもらいました、

殺処分を何とかしようと思い立ち、
ホームページを立ち上げ
あちこち回って情報を集めましたが、

今の殺処分がどのような現状なのか、
また海外の事情も含め
この問題に対する世論と言うか
日本が今どのような状態なのか。
ということを理解するにあたり、
山本様のサイトは最も役に立ちました。

殺処分の一部始終を撮影した
例の映像を見たとき、

私はあらためて
この問題は絶対に何とかしなければ!
と、より強く決意することができ、
やる気も出ました。
(特に猫が台車一杯につめられて
捨てられるあの映像です)

これらの動画は
ちらほらと引用されているのを見かけましたし
殺処分の現状を知るのには
とても重要で貴重な資料です。




自分はこの問題へ関心を持ってから日が浅く
えらそうな事もいえませんし
主観的な感想くらいしか書けませんが

それでも人々はこの問題に関して
ビックリするほど"無関心"という事を
とても痛感しました、
厳密には無関心と言うより
需要がないというかできないというか、、
「ジャーナリズムとして成立しない」
と言うのも本当にうなづけます。

見れば見るほど心は痛むし、
何とかしようにもどうにも出来ず
これほど臭いものに蓋をしたい問題も
なかなかありません、

まして"和を尊重する文化"とうそぶいて
空気を読むことを強要し
出るクイをすぐ叩く国民性の日本では
なおのこと誰も関わりたくも見たくもない
と言うのが実状ではないでしょうか、
対象はもの言えぬ動物なわけで
見てみぬフリにもってこいです。


そういった問題に
ジャーナリストとして向き合い、

時間を割き、私費を投じ、
取材をし、記事を書き、発表をする。

というその行為自体が
ひじょうに勇敢で素晴らしい行為だと思います、

どちら側でもない立場上
苦労もたえなかったのではないでしょうか、

1年足らずと言っていますが、
そもそもこの問題に対しアプローチした事、
報道活動へ取り組もうと思った事それ自体が
人としてなかなか決心できるものでは
ないと思います、敬意を感じました。


商売の方もがんばってください、
ご成功をお祈りしています。

Posted by 星野かなた at 2012年05月01日 11:07


↑のコメントを投稿した星野かなたさんへ。

山下さんとどういう関係かは存じ上げませんが
見かねてコメントすることにしました。

あなたは本当に山下さんに感謝し、尊敬しているのですか。
名前を間違うなんて、これ以上失礼なことはないと思いますけれど。

山下さんへの労いのコメントというより、ご自身の売名に受けとれます。
殺処分をどうにかしたいと思われるのは結構なことですが
ここは山下さんのブログであって、あなたの自己愛や酔った発言は
あなたのサイトで思う存分どうぞ。こんな長いだけで意味不明の、
読点・句読点の使い方もわからない人が書いた文章、読み手は苦痛です。

それからあなたのサイト、
寄付募集のページに現金の写真をそのまま載せてるようですが
コピーやスキャンといっしょで通貨及証券模造取締法違反ですから。
そもそもあんなことしても意味がないし、
クリックしたら実物より拡大される画像、偽造幇助になりますよ。

動物愛護を語る前に、社会人としての常識を勉強し直したらどうですか。

Posted by viv at 2012年05月02日 01:30


上述のコメント2件が気になりましたので少々・・・
星野様、VIV様のコメントを正しく受け止められる事を願っております。
そしてあなた様の志が本物であるなら、辛く苦いこうしたお叱りこそが何よりの栄養であると知って頂きたいと思います。
コミュニケーションは難しく、ネット上では私はVIV様の指摘こそが見識だと感じます。
でも、私としては星野様が偽りなき心から、活動をされているということを信じたいと思います。
まだお若いのですから、どうぞ見識を広めて成長なさって下さい。
貴方様と同じ、殺処分を絶対に無くしたいと思う一人として、私はあなたに頑張って欲しいと思います。

上記のように活動する人たちが自らを正すためにも、このサイトが必要だった事を、改めて実感しました。
(細かい字の間違いはありがちなことですが、気をつけられる方が良いでしょう)

Posted by kojima at 2012年05月02日 07:48


これは大変失礼しました、

山下様のお名前を間違えていたとは
お恥ずかしい限りです、
ご指摘ありがとうございます。

また自分のコメントが
自己愛や酔った発言と受け止められていたとは、
改めて見てみるとたしかにそんな気がします、
以後、知らず知らずにそっち側の人間にならないよう
気をつけたいと思います。

Posted by 星野かなた at 2012年05月02日 07:52


ちょっとコメントを書いただけで、一面識も無い人にいきなり、常識云々から(まあ、これは今後お勉強して頂くとして)、「売名」「自己愛」「酔った発言」とまで決め付けられ、書かれなければならないとしたら、それを当たり前だとするなら、そちらの方がよほど恐いですよ。

Posted by imum at 2012年05月02日 14:37


こういうコメントの泥試合的な応酬って、動物愛護界の人は
しょっちゅうやりますよね。ものすごく攻撃的だし。

Posted by 泥仕合 at 2012年05月02日 17:33


お久しぶりです。なっつです!
いちばんはじめに記事を読んだときはなんて難しいブログなんだろう…
おまけにプロフィールの写真も難しい顔してるし(笑)!と思っていたのですが
山下さんがバッサリ斬る様子がおもしろくて毎日更新チェックするようになりました。
すっかり山下節にハマってしまったのにやめちゃうなんて!とっても悲しいです。。。
またどこかでブログを始めたらコッソリ教えてくださいね(^O^)なっつは楽しみに待ってますよ!

Posted by なっつ at 2012年05月02日 18:53





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2023-03-18 18:05


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