2012/05/22(火) 1:22
続き


 先日の記事は書きかけながら

 睡魔に負けて寝てしまったので

 記憶を途中から再生して続きを書きます。












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 ペットショップと違い

 動物愛護側はとても弱いです、

 どれだけたくさん動物愛護の活動家や

 ペットショップに反対する人がいても、

 例えばGoogleで「犬」や「猫」と検索すれば

 右側には必ずペットショップの広告がでてきます↓

 ペットショップの広告


 上位に里親募集のページや

 譲渡会のご案内が出てきた事も

 見たことがありません、



 ペットショップはなにせ

 利益というものが出ているのです、

 当たり前ですが日本は経済大国であり

 資本主義の世界ではお金を持っているほうが

 断然、そして圧倒的に強いのです、


 
 それにくらべたら動物保護団体などは

 ほとんどボランティアなわけですから資金はありません、

 どこのホームページでも

 寄付のお願いやカンパの募集は必ずありますし

 私財を投じてまかなうのがやっとなのが

 現状ではないでしょうか?

 法改正や実質的に効力を持つ規制が出来ない限り、

 とてもじゃないですがペットショップには勝てません、

 これじゃあいつまでもあの狭苦しいショーケースの中で

 子犬や子猫が売られ続け、余ったら捨てる、殺すという

 最悪な悪循環が断ち切れません。






 また最近ではシーシェパードのことや

 過激な活動の映像などが

 よくニュースなどで報道されるので

 動物愛護の活動をする人たちを

 みんないっしょくたに"いかれた連中"

 と言う目で見ている人もいます。



 かといって誰にも迷惑をかけないような

 当たりさわりのない事をやっていても

 らちがあかない一面もあります、

 なにせ供給源を断たなければ

 いつまでたっても捨てられ続けるわけですし、

 その捨てられていく動物達をいくら保護して

 「かわいそうだから誰かこの子達をもらってください」

 と言い続けるだけの活動ばかりでも

 それはそれで話が先に進みません。




 なのでこのHOGO犬というサイトは

 とても良いアイデアだと思いますし、

 これが本格的に普及し、多くの動物保護団体や

 里親を募集している人々が登録して

 検索結果の上位にもポンと表示されるようになれば、

 「こっちから引き取ってあげたほうがいいんじゃないかな?」

 と考える人も増えるはずです、


 それでも「どうしても子犬が欲しい!」という人や

 「血統書付きのいい犬じゃなきゃやだ」と言う

 業の深い人々のニーズに対しては

 まだまだペットショップ側に軍配が上がりますが、

 (保護犬には子犬はほとんどいない)


 値段があまりかからない事や

 間接的にでも"処分される運命などの犬を救った"

 と言うボランティアにもなる事は

 とても強いんじゃないかと思います。



 あとは当たり前に考えて

 これから家族として一生付き合うパートナーを

 お金でポンと買って送ってもらうよりかは

 まだ見ぬパートナーの事を預かり、育てている人たちや

 保護団体の方々から

 特性や性格をよく教えてもらったり相談したり、

 これからうまくやっていけるか?とか

 そもそも本当にペットを飼うべきか?という事を

 いま一度振り返ってみるのは

 小さいくとも同じ生き物の「命」を

 預かるわけなのですから、

 絶対に必要なのではないでしょうか?









 しかし今まで私は

 こういったサイトがどこかにないものか?と

 さんざんインターネットで探していましたが、

 つい先日、本当に偶然発見したと言うか、

 ともかくまだ小さいというか、目立たないと言うか、

 正直、これって誰の目にも

 つかないんじゃないか?と心配でした、
 (ただ自分が気づかなかっただけかもしれませんけど)


 やっている事は殺処分を大きく減らせる事に近づく

 画期的なプロジェクトだと思うので

 ぜひとも発展し、これから成長していってほしいものです。



 Googleアドワーズとかで

 「犬 買う」「ペット 里親」とかで検索したら

 せめて右側に表示されるようになるか、

 上位に表示されるようSEOや検索エンジンの事も考慮して

 もっと力を入れて欲しいと思っています。






 このHOGO犬というサイトも含め、

 殺処分のことや大々的な寄付活動を行なっている

 ONE LOVE 等の活動は

 「株式会社 ONE BRAND」という会社が

 おこなっているようです、


 社長の高本誠也さんのインタビュー (2013.01.10 リンク切れ確認) を見たら

 やはり「殺処分の問題を何とかしよう」

 と言う意思がなかなか強く、

 情熱を持って取り組んでいるように見えましたが、

 なにせどこの企業や会社も

 表面上、立派な事を言うのは当然ですし

 実際は建前で利益の追求が最優先という事も

 しばしばあります、



 東日本大震災の時だって、

 みんな口をそろえて

「この度は被災された方々には心よりお見舞い申し上げます」

 というおなじみの定型文を

 企業やお店や何らかの団体なら

 なんとかの一つ覚えのように

 とりあえずは口に出しますよね、

 本心かどうか知りませんけど。。



 ですが本当に殺処分を廃止したいのなら

 利益だってもちろん必要です、

 (Googleアドワーズの広告だってお金がなければ出せないのですから)


 前々回の記事にも書きましたが

 理想論ばかり言っていても

 ガキのたわごとや机上の空論にしかなりません、

 本当に理想を現実にしようと思ったら

 必ず力、つまりはお金が必要なのは確かだと思います。



 というわけで、先日の月曜日に、

 株式会社 ONE BRAND様へ
 
 おもいきって履歴書の方を送ってみました、


 現時点では

 企画職への応募希望のメールフォームのコメントに


 >>日本から殺処分をなくしたいと思っています、
  >>こういった活動には情熱を持って取り組む自信があり、
 >>何かお役に立てることがあればと思い応募しました。

  >>よろしくお願いします。

 と送り


「弊社は犬の殺処分をなくし、
 人と犬の明るい未来を作るプロジェクトを行っておりますが、
 今回の募集については、企画部門の募集のため、
 殺処分問題に直接的に関わる仕事以外がメインになります。

 ご承知いただきましたら幸いです。」



 と返ってきました。


 もちろん殺処分問題に直接かかわるような仕事や

 それを実感できるような業務の方が

 やる気が出るというか、

 一活動家としてうれしいことですが、


 間接的にでも殺処分を減らせるプロジェクトに

 かかわる事、またはそれに協力しながらお仕事ができて

 給料もいただければ、自分自身の殺処分廃止の為の

 活動資金の捻出にもつながるわけで

 これはとても理想的ですし仕事にも精が出るってもんです、


 採用されるか不採用かはわからないですが、

 いまはともかくありのままの自分を信じて 

 難しい事は考えずにやっていこうと思います。



 あと今後、長く勤めることになったら

 ここの会社がたんに利益優先なのか、

 それとも殺処分をなくす事の方が優先なのか?

 ということにも関心があります、


 実を言うと、この殺処分の問題に取り組み始めて間もない時、

 活動の規模も大きく、内容もまともそうだったので

 ONE LOVEのサポーター会員になろうか迷った時があったのですが、

 なにせNPO法人とかじゃなくていちおう株式会社なわけで、

 かつ物品販売やスマホのアプリとか

 クレジットカードの勧誘までやっており、

 もしかして殺処分の問題への取り組みとかは建前で

 ペット産業やこの問題に関心ある人々のニーズから来る

 利益を見込んでビジネス展開をしただけなのでは?

 という疑念が残り、結局サポーターにはなりませんでした。


 もっとよくこの会社の事や活動の事に近づき、

 真実を知りたいと言う気持ちもほんの少しあります。

 (多分すごくまともで立派な会社だとは思っています)



 話が少しそれて

 ちょっと気になることがあるのですが

 この"クリック募金"っていったい

 なんなのでしょうか?


 クリック募金

 最近良くあちこちで見かけて

 ここのONE LOVEもやっていたのですが

 協賛企業が代わりに募金をする仕組みというのは

 なんとなくわかりますが、


 これって入力項目の所とか

 アドレス変えてクリックしたら

 いくらでも募金できるんですよ。


 本当に協賛企業とやらが人々が

 これをクリックするたびに

 10円も寄付をおこなってるのでしょうか?

 そもそも"お金を出さずクリックだけで寄付ができる!"

 なんていう仕組みも、なんかウサン臭いというか、

 冷静に考えたら「どういうこっちゃ?」ですよ。


 寄付はお金を出すから寄付なわけですし、

 その寄付を協賛企業が代わりにするというのなら

 初めからその協賛企業が

 出せるだけ出せばいいのでは、

 と思ったりもするのですが、、



 いや、その"出せるだけ出せる分"を

 つまりは「クリックだけで自分も寄付したい!」

 という人たちと、このクリック募金で一緒に出せば

 みんなが寄付した気分になれるわけで、

 苦労は半分、喜び2倍 っていう事・・・?


 ああ、なるほど。


  、、、、ん? いや

 苦労は半分じゃないか、

 だってクリックするだけの人は

 何も出さないんだから。


 それとも相当な宣伝効果があるから

 協賛企業って言うのもお金出すのかな、

 だとしたらお互い得ってわけなのか?

 

 ん〜、、、 

 やっぱりよくわからん!(笑



 ともかくうまく出来てるんでしょうね、きっと!。


 
 

 

 


 
 

 仮にこの「株式会社ONE BRAND」様が

 単なる企業イメージの向上や

 そう宣伝しながらペット用品を売りさばいたほうが

 ウケがよくて利益も取れるから。と言うのが本心で

 チャリティー産業よろしくの

 ブラック企業だとしても

 実際に殺処分の現実を広く理解してもらうための

 広報にもなっていて、ちゃんと利益の一部が

 動物保護団体にも寄付されて

 なおかつ保護犬の引き取り件数の向上や

 実質的な殺処分数が減っているのならば、

 私はそれでも全然かまわないと思います。


 むしろ人間って自覚無自覚をさておけば

 ほとんどの人が自分の利益の為だけに動くのは

 当然の事ですし、口や理想論だけの

 "たんなる良い人"や"自称動物愛護家"

 つまりは何もしない善人よりかは

 何かしている偽善者の方が

 よっぽどの善人であると思います。


 毒をもって毒を制すじゃないですけど、

 世の中きれい事だけでは

 中々片付かない事や一向に事が進まないことも

 たくさんありますよね。




 それに自分の利益の為にウソをついたとしても、

 結果的にその行動によって

 全体の利益と幸福につながるのであれば

 それはなんら悪い事でも責められる事でもないと思います、

 (あくまで全て結果オーライになればの話ですけど)


 利益を追求する事も悪い事だとは思いません、

 むしろそれは追求すれば追及するほど、

 究極的には相手や全体の利益に繋がる事の方が

 いちばん自分の利益になるものであったりするものです、

 ビジネスというのもそういう意味では

 素晴らしい活動であるし、

 資本主義も否定するつもりはありません。


 どちらも得してどちらも損しないのであれば

 動機や目的、その方法や過程などでは

 別に何をやっても良いのではないでしょうか?

 商売の道具に生き物を使うという事も

 それはそれでありだと思います、


 しかし今の現状では

 我々人間同士の利害すら一致してない上、

 まして動物と言う第三者への莫大な被害、

 人間で言うなら人権の蹂躙であり大虐殺です!

 命さえ踏みにじり弄んでいるような

 ひどいありさまなわけで

 これはもう超アウトだとおもいます。



 動物という表現をしていますけど、

 彼らだって私達と同じように

 少なくとも痛かったり怖かったり、

 喜んだり怒ったり、

 お腹がすいたり眠くなったり、と

 いくつも同じ感覚や感情を必ず持っています、

 それは誰が見ても絶対にわかることですし

 間違いないと思います。


 もしかしたら悲しさだって

 感じるのではないでしょうか?

 少なくとも私達はその感情を持っています・・・。

 それなのに、殺処分は今も行なわれています、

 しかもあんなやり方で殺すだなんて

 本当に信じがたい行為です。





 何かいい方法はないものでしょうか?

 これからも最善の道を

 模索していきたいと思います。

 

 





 





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