今だに生体展示販売を行なう
ペットショップ Coo&RIKU
ネット上あちこちに広告を出し
ブログの下とかに出てくる一行広告も
しょっちゅう見かけるあの店である。
殺処分をなくすための活動をしていると
どうしてもペットショップやこの業界の事が目に付く。
僕自身も抗議や啓発の一環として
生体展示販売をしているお店を撮影して動画に上げたり
これまでにもたくさんペットショップを見てきたが
ここは中でもトップレベルの極悪店だ。
というのも生体展示販売さえしてなければ
なかなか素晴らしいお店だからである、
ホームページもわかりやすくて使いやすいし
品揃えも抜群、売ってるものが生き物でなければ
僕も利用したいぐらいだ、経営者も有能に違いない。
まずマーケティングがうまい、
客層にキチンと狙いを定め
的確な場所に広告を出してる、
最近の広告は良くできていて
ブログの下に表示される
何気ない一行広告でも
できるだけ商品に関心のある人間の
目に付くようになっている。
ペットに何の関心もない人の書くブログと
ペットの事や動物の事を書いているブログ。
どちらに広告を掲載すれば
もっと売れるかなんて一目瞭然。
なので最近の広告は
ブログの記事から機械的に
猫 とか 犬 とか ペット
と言う言葉を自動判別し、
そういうキーワードが多い場所へ
リンクを表示するよう
設定して広告を出せる。
写真の撮り方もうまく
どういう人間がペットショップから
犬や猫を買うかを熟知している。
どれもまるでぬいぐるみのように
可愛く見えるよう、とても気を使って
撮っているのがわかる。
顔が大きく映るように
少し遠近法も付けて写していて
目もクリクリとでっかい。
詐欺プリという言葉を
ご存知だろうか?
最近のプリクラは
目がでかく補正されて写る。
(ホクロやしわ、シミ、ソバカスなんかも自動修正)
私もプリクラでしか顔を見たことがない人に
実際に会ったらほぼ別人で驚愕した記憶があり
たしかにこれは詐欺だ・・!と驚いた。
なぜプリクラもわざわざ目玉を大きく映すか?
というのも同様の理由からである、
つまりはウケがよい、可愛く見える。
これには生物学的にも理由があって
典型的なのが赤ちゃんの顔である。
瞳が大きく顔の比率が体に対して大きい、
つまり頭が大きいものを見ると
人間は本能で可愛いと思う、
女性なら母性をくすぐられる。
猫がとりわけ女性に大人気なのも
猫の顔は赤ちゃんの顔の比率と
よく似ているという考察がある、
前にテレビでもそういう検証をやっていた。
それをいったら小動物にも同じことが言えるが
ほかにも猫の「にゃー」という鳴き声が
赤ちゃんの「うー」とか「ぶー」とか「にゅー」
という具合の声に近いのもその一端らしい。
その証拠に猫にエサやりをやってて
猫だらけの家とか猫屋敷に住んでる人は
決まっておばちゃんかばあさん、
つまりは女性と相場が決まってる、
僕の祖母もそうだった。
少女マンガなんかも目がでかいし
男が見るはずのアニメや漫画すら
最近は萌え絵とか言って目玉がでかく
プニプニした絵が目立ってきた、
つまりは万人に受けがよい。
このCoo&RIKUは
ホームページ一つ開いてみても
これでもかと言うほど
人形のように可愛く撮れた
子犬や子猫がブワッと広がっている、
どういう客層が
子犬や子猫を買うのか、
買ってしまうのかという事を
よくわかっている。
「かわいいー!」とういう
短絡的思考で衝動買いし、
やがて動物が成長して
飽きたり面倒見れなくなって
保健所に捨てに来るバカも
その射程距離内であり、
むしろそういうヤツらこそ
店に多くお金を落としてくれる
優良顧客である。
そのような衝動や感情を掻き立てる
マーケティングや戦略が
結果的であれ意図的であれ、
殺処分数の増加に
大きくかかわってくる以上、
仮にどれほど動物を大事に扱って
販売していようと、ここが
トップレベルの極悪店である事に
かわりはない。
もちろん動物を大事に扱えば扱うほど
経費がバンバンかさむのは当たり前だ。
めざせ!業界最安値!
なんて言っているうちは
連中の言い草が全て建前で
嘘である事は容易に想像できる。
ホームページにいくら
もっともらしい事が書いてあっても
絶対信用してはいけない。
言い方が"子犬や子猫"ではないのも
ここに限らずペットショップの特徴だ。
ワンちゃんネコちゃんである。
子供に向かって車の事は
「自動車」なんて言ったりせず
「ブーブー」という。
工場地帯の近くに住んでいるお母さんが
大量の煙を見て子供を屋内に避難させる時も
"スモッグ"だなんて表現はせず
「今日はモクモクが出てるからお家入ろうね〜」
とやわらかく言う、
子供を不安にさせないためだ。
ペットショップもそこは変わらず
顧客には絶対に本当の事なんていわない。
動物を管理する日本の法整備は
現状あまり整っておらず
どこでいくつが出荷され
どのルートからどこへ売られ
いくつ死んだかすら
管理するシステムが存在せず、
保健所に出すわずかな手数料すら惜しんで
店の裏で売れ残りを冷蔵庫に入れて殺し
生ゴミと一緒に出すなんて事すら行なわれる。
「うちはそのような事は一切してません!」
と言っても、結局はブリーダーに返して
そいつが代わりに殺すだけだ。
考えてみれば当たり前で
コンビニだってお弁当やおにぎりが
入荷したら入荷した分全て売れるだろうか?
どれほど完璧な在庫管理でも
必ず廃棄はでる。
子猫や子犬にだって賞味期限はある、
(大きくなったら売れないのでアウト)
弁当なら店員がこっそり食うなり
家に持ち帰ればよい話だが、
ペットに関しては絶対無理だ。
いちいち飼ってりゃ
あっという間に
ネコ屋敷イヌ屋敷となる。
どれほどネコちゃんだのワンちゃんだの
安心管理だの安全保障だの言って
客を安心させようとしたところで
ペットショップのこの構図はどこも変わらない。
とりわけCOO&RIKUの徹底ぶりには
目を見張るものがある。
広告もどれも暖色系の色で
明るくカラフルでありデザインもよい。
とはいってもやはり扱っているのは
命も感情もある動物達、
生後間もない子を親から無理やり引き離し
ケージに閉じ込め1日中店頭に並べて
販売するヤクザな連中には変わりない。
しかしホームページや店舗の雰囲気、
こういう明るく可愛く
体裁だけはキチンと整えた表面だけでは
パッと見、人はそういう印象を受けずらい。
それどころか
業界最安値を目指します!と
完全に開き直って
堂々と看板を引っさげている。
こいつらの意識、マインドは
命ある動物を扱う者のそれではなく、
完全に物を売る姿勢、スタンスであり
ここまでやられたら買う方だって
購入するものが何年も面倒を見て
世話する動物だという意識がしなくなる。
当たり前だ、彼らはそんな事など
全部わかった上でそうなるよう努力してる。
この徹底ぶりは
大衆を相手にしたビジネスでは
王道であり鉄板の経営だ。
楽天があそこまで大きな企業になったのも
迷惑メールやスパムを送りまくり、
似たような広告をネット上のあちこちに
ばら撒きまくったからである。
あのどこ行っても見かける
パグだかフレンチブルドッグの鼻が
ヒクヒク動いてて「今日のお買い物は?」
とか言ってるクソうざいバナー広告は
誰もが見たことがあると思う。
(このパグがバナーに写ってるのだってノリでやってるわけではなく
ちゃんと計算した上でマーケティングにより決定している。)
誰が迷惑しようが
どれほど景観を汚そうが
自分さえ儲かれば全てOK、
やったもん勝ちスタンス。
あれほど大きなグループに
成長したにもかかわらず、
楽天は未だ迷惑メールはやめない。
つくづくロクでもねぇ企業だと思うが
この一貫したスパマー根性にはある意味感心する。
自分さえ良ければ周りなど
どうでも良いというのが
私は小さい頃から大嫌いだが、
何だかんだで楽天市場は便利だし
自分もたまに使う、それに
売ってるのは基本は物だ。
話がそれたが要するに
何がいいたいかと言うと
COO&RIKUは
絶対に利用してはならない。
売ってる物がただの道具や用品、
サービスならどうでもいいことだし
楽天のような極悪スパマーと違って
広告も的確な客層に向け発信してる分マシだ。
まして資本主義国家の日本で
経済活動を行なう以上、
やるからには利益もバンバン出せばよいし
サービスも次々に生み出せばいい。
それ自体は批難する気もないし
便利で快適な社会になるなら
むしろ私は推奨したい。
ここは店舗を見ても広々してるし
ケージの見栄えもパッと見はキレイで
用品の品揃えも中々豊富だった、
無論そこだけを見ればマシなショップだ。
しかし扱ってるものは
どれほどぬいぐるみのように見えても、
可愛くてたまらない
天使のような顔をしていようと。
それをお金で買うという行為が
全く悪い事でもなんでもない
誰でもやってる合法な事に見えても。
これらは製品として売られるために
親から引き離して連れてこられた
生後間もない動物の子供である。
どうかこの事実だけは言葉通り、
また実際の現実として
本当に良く考えてください。
そして今後あなたが何年もかけて
食事の世話、クソの世話、
それに病気の世話やら
なんやらをしなきゃならない
手間ヒマかかる生きた動物であること。
感情を持った生き物、という事を
絶対に忘れないでほしい。
可愛いのは最初だけかもしれない、
種類によってはどんどん大きくなるし
そうなれば子猫や子犬の面影など
すぐ消え失せるだろう。
保健所や動物愛護センターに
持ち込む飼い主がまだたくさんいるのが
それらを物語るなによりの証拠だ。
そこに持ち込まれた犬や猫は9割は死ぬ、
引き取られる者はほとんどいない、最後は
処分機で10分もかけてジワジワ窒息させられる。
決して安楽死ではない絶望的な最後だ。
どれほど苦しいか想像できるだろうか?
頭にビニール袋でも被って密閉すれば
自分の吐く息でどんどん二酸化炭素に
変わっていって彼らと同じ気分を味わえる、
当たり前だが誰もそんな自殺を選ばないし
聞いた事もない、苦痛を伴うむごい死だからだ。
僕も実際に吸って体験した事があるが
あんなので安楽死だなんて笑い話だ。
その処分機の名前は
「ドリームボックス」という、
ドラえもんじゃねーんだから・・・。
和訳すれば夢見る棺とでも
言えばいいのだろうか?
それとも寝ぼけて作ったから
そうなったのか?
ともかくその苦しみの中で
今日も400匹も500匹も
犬や猫はバリバリ処分されてる。
アウシュビッツのガス室が
あれほど非人道的行為として批難され、
誰でも知る歴史の悲劇であるのに
相手が動物なら何しても良いのか?
良いわけがない!
どうかペットを飼うと決心したのなら
引取りを待つ彼らの里親になってほしい。
Coo&RIKUに限らず
ペットショップで生体展示されてる犬や猫を
購入する事など決してしてはいけない。
とりわけこのショップは
絶対に利用すべきではない、
今も店舗拡大中で
あちこちにグランドオープンとか
勢いよく言っているが・・
もしこんなグループが本当に
業界最安値という地位を築いて
あちこちにフランチャイズ店が
並ぶようになってしまえば
殺処分廃止への道のりは険しくなる。
長々と書いたとおり
彼らはバカではない、
むしろ有能だ。
経営や営業というものが良くわかっているし
自分達をよく見せかける事に関しては天才だ。
ペットスーパーWANも似たような感じだった、
これを見てほしい。殺処分でたくさんの命が殺され
引取りを待つ子が大勢いるにもかかわらず、
彼らは新しい命を製品としてまた作り
それを不特定多数に売りさばくという
商売をしておきながら。。。
どうどうとこんな理念まで掲げてる、
よくもまぁこんな大嘘が言えるものだ。
もう生体展示販売がどういう事かと言う
自覚もあるし、知っててやっている。
だからこそ出来もしない
理念をかかげられるし平気でウソもつく。
当然だ、
動物の事など本当はどうでもいいし
目的は見栄えや利益の確保なんだから。
だが
COO&RIKUは
さらに上だった。
さすが極悪、次元が違う。
スタッフの服にまで入れるこの徹底ぶり
ネット上でも悪評の目立つ
COO&RIKUだが
私は自分の目で確かめたり
ちゃんと調べない限り
そういう情報は基本信用しない、
ライバルや競合店の戦略かもしれないし
単なる僻みやっかみもある。
が、もうこれをみて確信した、
仮に生体展示販売うんぬんを抜いても
ここでペットは買わないほうが良いだろう。
な〜にが
世界中の笑顔のために
だよ全く。。
けれども実はこれもまたうまい言い草で
"殺処分"という言葉が入ってない分、印象が変わる。
これなら命に値札をつけて並べる
ペットショップの業の深さや
その行為でどういう結果になるかという
殺処分の方向に対しては意識が向かない。
かかげてる事は本当に漠然すぎて
全く責任など取らなくて良い事 だし
なんとなく耳障りだけは良いというフレーズ。
また徹底してあちこち貼ったり
連呼することで例え出来もしない事でも
なにか誠意を感じるという錯覚が起こる。
実は政治の世界でも同じ手法がある。
ほんとに極悪ではあるが頭は良い、
メディアの使い方も熟知してて
広告の出し方もうまい。
生体展示販売をしないで
ペット用品とかトリミングとか
そういう方面ならぜひとも
業界最安値でも笑顔のためでも
ばりばり頑張ってもらいたい
優秀な経営力ではあるが、
残念ながらこれらの戦略は全て
生体展示販売ありきで成り立っている、
さもなければ儲からないからだ。
しつこいようですが
お金を払ってまでペットショップから
犬や猫を絶対に買ってはいけません、
タダなんだし里親になってください。
引取りを待つ子はたくさんいます、
社会的にも素晴らしい行為です。
どうしてもブランド物の猫や
血統書付いた犬が欲しいなら
ここ以外の店舗で買ってください。
こんな連中にお金を与えたら
どうなるかを考えてほしい、
楽天と同じで儲けるためには
他がどうなろうとかまわないし
法律に触れさえしなければ
(またはバレさえしなければ)
なんだってやる。
生体展示販売には
ネガティブなイメージ(実質 正しい認識)
もやっと出てきたし、
しているお店も昔と比べ減ってきている、
愛護法の改正も課題は残されているが
だんだんと良い方向へと進んでるし
ようやく動物福祉も向上してきた。
しかし儲けが減るとなれば
これだけメディアと顧客心理が
よくわかってる彼らなら、
じゃんじゃんCMでも流して
意図的にペットブームすら起こすだろう。
それには莫大な資金と影響力がいる、
だからこそお金は払ってはいけないし
まして業界No1という地位など
絶対に与えてはいけない。
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